こんにちは
さとう塗そうです。
今回は、「トタン屋根の塗装」の施工例をお話していきます。
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◎施工前

経年劣化による褪色(色褪せ)、チョーキング現象(表面が粉っぽくなること)が起きています。
◎施工中
実際の作業に沿ってお話していきます。
1.洗浄
ケレン用のマットで、擦りながら水洗いをしていきます。
マットで擦る理由は、目荒らし効果があるからです。
目荒らしは、表面に薄いキズを付けることで、塗料との密着を高める効果があります。

また、ベランダ下にはゴミが溜まりやすいので、十分に洗い流していきます。

2.さび止めプライマー
洗浄後、屋根を十分に乾燥させます。
トタン屋根では、特にトタンとトタンの合わさり目から水が出てきてしまいます。
「水と油(塗料)」の関係性のため、水を含んだまま作業をしてしまうと、後々塗膜が剥がれる原因となります。
「十分な乾燥時間の確保」も大切な作業のひとつです。
夏場は特にトタンが熱を持ち、塗料の乾燥が早まるため手早に作業を進めていきます。
またプライマー効果を発揮しているのは、プライマー塗布後3~7日程度(気温や湿度で日数が異なります)とされています。
30度以上になるこの季節は、3日以内に上塗り作業をしないとプライマー効果が発揮されません。
さび止めプライマーと上塗り1回目が3日以内に作業が出来るように、天気予報とにらめっこをしながら作業予定を組み立てていきます。

3.上塗り2回
さび止めプライマーが乾いたら、上塗りをしていきます。
今回は、「チョコレート色」で仕上げていきます。
屋根塗装の場合、夏場でも1日1工程で作業予定を組み進めていきます。
理由は、屋根の上に直接乗り作業を進めるからです。
夏場は乾燥時間が早いのに…なんでだろう?と思われるかもしれません。
確かにトタンが熱くなり、塗料の乾燥は早まります。
ですが、トタンが熱を持っているため、塗料が乾き塗膜が形成されても、熱で塗膜の柔らかい状態が続きます。塗膜が柔らかい状態で体重をかけてしまうと、足型がついてしまいます💦
ついてしまった足型は消すことができません!!
その状態で作業を進めてしまうと、屋根中足型だらけになってしまいます( °_° )!
綺麗に仕上げるためには、グッと堪えて翌日以降に作業を進めます。

※写真は上塗り1回目です。
◎施工後

塗装した事で、撥水効果が上がり水はけが良くなりました¨̮⃝
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本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧頂き、ありがとうございました。