こんにちは
さとう塗そうです。
今回は「外壁塗り替え工事 #外壁下地処理編」をお届けします。
実際の作業風景の写真を添えて、お話ししていきます☺️
====================
◎施工中
1.養生
高圧洗浄が終わったら、養生をしていきます。
窓や換気扇など、塗装しない部分を確実にビニールで塞いでおきます。
養生をする時には、仕上げのラインが決まるので丁寧に進めていきます。
養生をする時に、既存のラインより1~2mm開けます。
そうすると、塗り替えした後のラインを綺麗に整えることが出来ますꕤ︎︎·͜·

また換気扇は、日常生活に支障がないように養生をしています。

※養生後

2.プライマー
養生ができたら、全面にプライマーを塗布します。
塗装工事をする際に気をつけるポイントは、
【密着不良を起こさない】【硬化不良を起こさない】
ことです。
プライマーは、全体が濡れ色になるまで十分な量を塗っていきます。
プライマーを塗布することで、【密着不良】を防ぐことができます。

3.下地処理
プライマーが乾いたら下地処理をしていきます。
【コーキング】
軒裏と外壁の入隅や、目地の中をコーキングをしていきます。
※破風に頭が当たり、傷になってしまうためヘルメットは着用していません。ご了承ください。

【BR・カチオン材】
既存のALC板が、水によりとろけてしまっていました。

BR材で穴を補修していきます。
BR材は、深く欠損した部分の補修に使用するため、厚付けタイプの材料です。
綺麗に仕上げるためには、【補修箇所は盛り上げない】ことがポイントです。
既存の外壁に馴染ませることで、より美しい仕上がりになります。

※補修後

余分なBR材は刷毛で払い落としています。
小ヒビは薄付けタイプのカチオン材を使い、補修していきます。

【シリコン処理】
設備関係の近くには、シリコンコーキングが打ってあることがあります。
シリコンコーキングの上は、塗装ができません。
そのため、シリコン専用のプライマーを塗布します。
専用プライマーを塗布することで、塗り替え工事の塗膜の密着を高めることができます。
※一般的なシリコンコーキングは、成分により表面が滑らかです。そのため塗膜の密着が悪く、塗装に向いていません。
またシリコンは微量のオイル分を分泌するため、シリコンの表面に塗膜が定着しにくい性質があります。

====================
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。