こんにちは
さとう塗そうです。
今回は「外壁塗り替え工事~下地処理編~」をお話していきます。
実際の作業風景の写真を添えて、お話していきます。
以前、「高圧洗浄」についてお話しました。
よろしければ、合わせてご覧下さい👀
🏠:https://painting-satotoso.com/everyday/外壁塗り替え工事-~洗浄編~/
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【1.養生】
初めに養生をしていきます。
今回も1階と2階を分けて作業を進めていきます。
理由としては、
✅日中の気温が高くなるため、お客様の熱中症対策。
✅梅雨に入り作業日が限られてしまうため、作業範囲を区切ることで、養生が短期間で済む。
からです。

赤枠内は工事期間中、窓を開けられるように養生をしてあります。
日中の作業中のみ窓を塞ぎ、終業時にはビニールを剥いでいきます。

瓦も養生をします。
ビニールの上は、滑ってしまうことがあるので、
歩く場所に木を並べることで、ビニールが剥がれることを防ぎ、歩きやすくしています。
【2.プライマー】
養生が終わったら、全面にプライマーを塗布します。
チョーキング現象の起きていた物件になります。
浸透性プライマーを塗布することで、内側からがっちりと固め、より密着を高めていきます。
※チョーキング現象とは…?
▶︎雨や紫外線による経年劣化の状態のひとつであり、外壁を触った際に手に白く粉が着く現象。


※プライマーを塗布することで、黄変することがありますが、性質上問題はありません。
プライマーを塗布することで、
《粉っぽさが無くなる=塗料の密着が高まる》
ので、塗装工事後綺麗な状態を長持ちさせるためには大切な工程のひとつになります。
【3.下地処理】
プライマーが乾いたら、下地処理をおこなっていきます。
《a.コーキング》
サッシ廻りや、入隅(いりずみ)、目地の中など、コーキングを打っていきます。
目地の中にもヒビがありました。
コーキングのように伸縮する物で補修することで、建物の動きに追従しヒビが入りづらくなります。
コーキング幅が太くなりすぎないように、マスキングテープを貼っていきます。

目地の深さに対して、十分に足りるコーキングを打っていきます。

ゴム製のヘラでコーキングをならします。

※コーキング 施工後

《b.クラック・欠損処理》
経年劣化により、壁にヒビや穴がありました。

欠損の大きい部分は、粒の入ったカチオン材を使用し、穴埋めをしていきます。
※穴埋め後

こちらのヒビも埋めていきます。

カチオン材を塗り込んでいきます。

ヒビの中にカチオン材が入るように、擦り込みます。
(今回は、縦方向のヒビなので、横方向へ材料を擦ります。)

※ヒビ埋め後
外壁の模様が出るように、補修することで塗装後綺麗に仕上がります。

下地処理後は、十分に乾燥時間を取ります。
下地処理の材料と塗料の成分がケンカしてしまい、
塗膜の剥がれやヒビの原因となってしまうからです。
塗装工事は【焦りは禁物⚠️】です。
十分な乾燥時間が、綺麗な仕上がりへ直結しています。
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本日も、さとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧頂き、ありがとうございました。