こんにちは!
さとう塗そうです。
今回のテーマは、
『コロニアル仕様の屋根塗装について』
お話していきます。
◎コロニアルってなに?

https://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/shohin_shosai.jsp?id=561(画像はケイミューホームページより引用)
コロニアルは、セメントと繊維質を混ぜ合わせて薄い板状に成形した屋根材で、日本瓦に比べて薄く、軽量です。
また、コロニアルは、防水シートの上に2層重ね張りして屋根として使用されます。
コロニアル自体には防水性は備わっていません。
そのため、塗装することで表面の防水性を保つことができます。
表面塗装の耐用年数は平均 約10年と言われています。
築10年を過ぎた頃から、表面の防水性効果が薄れてしまうため、屋根塗装での定期的なメンテナンスが必要です。
※屋根は、紫外線や風雨、落ち葉など様々な影響を受けやすく、建物の中で1番傷みやすい部分になります。
耐用年数は目安程度に覚えていて貰えると幸いです。
◎実際の工事内容
コロニアル屋根の塗装工事を手順を追いながら、
お話していきます。
1.高圧洗浄
コロニアルの屋根は、コケや藻などの汚れが付着しやすいため、汚れの落とし忘れが無いか確認しながら行います。


※今回はコケが多く付着していたため、2度洗いしています。
2.タスペーサー、補修

※タスペーサー


コロニアル材は塗装することで、コロニアルの板同士が塗膜により張り付いてしまい、雨漏りの原因になってしまうことがあります。
そのため、このタスペーサーを15cm間隔(コロニアル板1枚につき1~2個)で差し込みます。
コロニアル板の隙間2~5mm程度確保する事で、雨漏りを防ぐものになります。
また、この段階で必要があれば、コロニアル板を新しいものと交換したり、コーキングでひび埋めをしたりします。
3.プライマー


※1回目


※2回目
プライマーは、さび止め効果や塗り替え工事の塗膜と、旧塗膜(素材)との密着を高める効果があります。
また吸込み止めの効果もあるため、均等な濡れ色になるまで塗り重ねます。
プライマーの段階で、均等な濡れ色まで塗装をすることで、仕上がりの時に色ムラ無く綺麗に仕上げることが出来ます。
4.上塗り1回目

プライマーの後に、お客様に選んで頂いた色を2回塗ります。
これは、塗装が乾く前に気温が下がり、露や霜などの影響を受けた事で、所々で白化現象がみられます。
5.上塗り2回目


上塗りをもう1度かけることで、完工です。
今回はつや消しの塗料を塗布しました。
以上が一般的な、コロニアル屋根の塗り替え工事の流れになります。
コロニアル屋根は定期的なメンテナンスを行うことで、素材を長持ちさせることが出来ます。
さとう塗そう が、長期間【健康住宅】を保つためのお手伝いをさせていただきます。
何か気になることやご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
本日も、さとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。