こんにちは!
さとう塗そうです。
今回は、塗料の「塗膜の違い」をテーマにお届けいたします。
「塗膜の違い?」
そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
塗膜の違いについて、お話していきます ·͜·
塗装工事後の塗膜の違いは、大きく2種類あります。
「含浸(がんしん)タイプ」と「造膜(ぞうまく)タイプ」です。
「 1. 含浸(がんしん)タイプ」
〈特徴〉
含浸タイプの塗料は、木材やコンクリートなどの素材に塗料が浸透することで保護します。表面に膜を作らないので、素材本来の質感や見た目が保たれます。
〈メリット〉
○自然な仕上がり
素材の表面に膜を作らないため、木材やコンクリートの風合いがそのまま残る。
○防水性や防腐性の向上
素材の内部に浸透するため、内部から腐食や水分の侵入を防ぐ。
○剥がれにくい
塗膜を作らないため、経年劣化によって剥がれる心配が少ない。
〈デメリット〉
○頻繁なメンテナンスが必要
表面に膜を作らないため、紫外線や雨風の影響を受けやすく、定期的な塗り替えが必要。
○光沢や色の変化が少ない
表面に膜を作らないため、塗料独特のツヤや色の濃さが造膜タイプに比べると少ない。
「2. 造膜(ぞうまく)タイプ」
〈特徴〉
造膜タイプは、塗料を塗ると素材の表面に膜を作り、これが保護の役割を果たします。膜によって紫外線や雨風から素材を守り、色や光沢を出すことができます。
一般的に「ペンキ」と呼ばれているものです。
〈メリット〉
○耐久性が高い
表面の膜がしっかりと素材を保護するため、紫外線や雨風によるダメージを防ぎ、長持ちする。
○光沢や色の変化が楽しめる
塗料が膜を作ることで、光沢や色の鮮やかさが引き立ち、デザイン性も高めやすい。
光沢は「艶有り」「半艶」「艶消し」など、艶調整をすることができる。
○保護機能が高い
素材を直接覆うので、防水や防腐などの保護性能が高い。
〈デメリット〉
○剥がれやすいこともある
時間が経つと塗膜が劣化し、ひび割れたり剥がれたりすることがある。
○素材の質感を隠す
塗膜が素材の表面を覆ってしまうので、木材やコンクリートの自然な風合いが見えなくなる。
これらを踏まえ、塗料を選ぶ際には、素材や使用する場所、目的や仕上がりのイメージに合わせて適切な塗料を選ぶことが大切です。
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。