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塗装のあれこれブログ BLOG

こんにちは。

さとう塗そうです。

長野県・軽井沢や佐久地域に別荘を所有している方から、ここ数年とても多く寄せられている相談があります。

それは——

👨‍🦱「気づいたら木部が黒ずんでいた」

👩「デッキが一気に劣化していた」

👨🏼‍🦳「屋根の下の木が腐って落ちてきた」

という、特に多いのが木部に関するトラブルです。

普段は都心に住まわれていて、年に数回ほど別荘に来られないオーナー様にとって、木部の劣化は

“気づいたときにはもう進んでいる”ケースが非常に多いのです。

特に軽井沢・佐久地域は、

・紫外線が強い

・湿気が多い

・昼夜の寒暖差が大きい

・冬の凍結と融解を繰り返す

という、日本の中でも木部が傷みやすいエリアです。

そのため、都市部の住宅とはまったく違うメンテナンス視点が必要になるのです。

このブログでは、

さとう塗そうが60年以上、東信エリアの木部やデッキを見続けてきた視点から

別荘オーナー様が絶対に知っておくべき

「木部の劣化と最適なメンテナンス時期」

について、お話していきます😊

読み終わるころには、

「うちの木部、ちょっと心配だな…」

「次に別荘へ行くタイミングで、一度見てもらおうかな?」

と思っていただけたら、幸いです。

最後までお付き合いくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”

【第1章】

なぜ別荘の木部は“普通の家”より早く傷むのか?

■ 1. 軽井沢・佐久地域は“木部にとって過酷な環境”

軽井沢や佐久地域の別荘地に行くと、柔らかな木漏れ日、森を通り抜ける風、澄んだ空気…

木の家はとても美しく、自然との調和があります。

しかしこの「自然」が、木にとっては大きな負荷でもあるのです。

【日差し】

夏は高地特有の強い紫外線が、木の表面のリグニンを壊し、

色あせ → 乾燥 → ひび割れ → 反り

という劣化を進めます。

※リグニンとは…木材の主要成分の一つで、植物の細胞壁を構成し、木に強度や硬度を与える「木質素」とも呼ばれます。リグニンは接着剤のような働きをして細胞を繋ぎ止め、木材を丈夫で腐りにくくする役割も担っています。

【湿気】

雨の多い時期、湿度の高い林間地では木が水分を含みやすくなり、

黒カビ・青カビ・苔(こけ)・腐朽菌

が発生しやすくなります。

通年を通して湿度が高く、木陰の多い軽井沢では

ほかの東信地区(佐久市・小諸市・御代田町など)、

【寒暖差・凍結】

夜は冷え込み、昼は暖かいという気温差を日々繰り返すことで、木は膨張・収縮し続け、

塗膜が剥がれやすい・ひび割れが増える

といった現象が起きます。

■ 2. “使っていない時間”が、劣化をさらに進める

別荘の大きな特徴は、人が住んでいない時間が長いということ。

これが木部にとっては大きなリスクです。

家は、実は人が“住む”ことで守られている部分があります。

・窓を開けて風を通す

・雨の日は軒下の濡れ具合に気づく

・デッキに落ちた葉を掃除する

・湿気に気づいて対処する

こうした日々の小さな行動がなくなるため、

劣化が気づかれず、放置されやすい。

結果として、

「去年は何ともなかったのに、今年行ったら木が真っ黒になっていた」

「デッキの板がフカフカで、靴がめり込んだ」

というケースがよく起きるのです。

別荘へ目が届きにくいからこそ、傷みが加速する。

これが悲しいのですが…現実です😭

【第2章】木部が“傷んでいるサイン”を見逃さないために

別荘をお持ちの方に、必ず知っておいていただきたいのがこちら。

木部劣化の“代表的なサイン”です。

順番に、説明していきます。

■ ① 色が抜けて白っぽくなっている

玄関前の柱やウッドデッキを見たときに、

なんとなく白っぽい、灰色っぽいと感じたことはありませんか?

これは紫外線で木の表面が焼け、塗膜が完全に機能していないサイン。

まるで「日焼けしすぎて皮膚が乾燥している状態」に近いイメージです。

■ ② 黒ずみ・黒い点々

雨が多い場所や北側の木部に特に出やすい現象です。

・黒カビ

・青カビ

・苔(こけ)

これらが付着していると、木材内部の水分量が多く、

腐朽菌が発生しやすい状態になっていると考えられます。

木部内部に水分を含む=塗装による保護膜はほとんどない

と思っていただき大丈夫です。

■ ③ 表面のざらつき・ささくれ

素手で触ると「ざらっとする」「とげになる」状態。

これは、木が乾燥や湿気で収縮し、繊維が浮き上がっているサインです。

そのまま放置すると、板の反りやひび割れへ進行していきます。

■ ④ 塗膜が剥がれている

少し触るとポロポロ落ちる、層になって剥がれたように見える。

これは塗装の防水機能が完全に失われている状態で、

もっとも危険な劣化のひとつです。

含浸タイプの塗料(キシラデコール・ノンロットetc.)ではなく、造膜タイプの塗料(ペンキ仕上げ・キシラデコールコンゾランetc.)にみられる劣化です。

■ ⑤ 触ると“フカフカする”

デッキや濡れ縁(ぬれえん)でよくある症状です。

内部が腐って空洞になりつつあるため、最悪の場合、

踏み抜き事故の可能性があります。

特にお子様やお孫さんが遊ぶスペースならなおさら注意が必要です。

【第3章】木部・デッキのメンテナンスは“何年ごと”が最適?

これは多くのオーナー様が気にされるポイントです。

結論から言わせてください🙇‍♀️

▶ 別荘の木部は「3~5年に一度」

▶ デッキは「1~3年に一度」メンテナンスが必要

この幅が大きいのは、以下の条件によって劣化スピードが変わるためです。

・直射日光がどれくらい当たるか

・周りが林か、開けた場所か

・塗料の種類

・木の種類

・雪や雨の多さ

・日当たり(北側or南側)

軽井沢や佐久は湿気が多く、紫外線も強いため、

都市部の木部よりも劣化が早い傾向があります。

また呼吸する木部の場合、多くが含浸タイプの塗料を使用しています。

塗り替え工事では、現状よりも薄い色の選択が難しくなるのが含浸タイプによる木部塗装です。

早めのメンテナンスをおこなうことで、

現状と同じ色や状態が良ければ着色はせずクリア塗装をすることも可能となります。

早めのメンテナンスは色の選択肢が広がります。

【第4章】木部塗装にも種類がある——目的で選ぶのが大事

木部塗装と一口に言っても、実は大きく3つに分かれます。

■ ① オイル系塗装(バトンなど)

木目を生かした自然な仕上がり。

手触りも良く、とても人気があります。

メリット:

✔ 木の呼吸を邪魔しない

✔ 自然な風合い

✔ 塗り重ねしやすい

デメリット:

・耐久性が短く、1~2年でメンテが必要

■ ② 着色+ウレタン塗装

見た目の統一感が出て、木材をしっかり保護できる方法。

メリット:

✔ 耐久性が高い

✔ 色をしっかりつけられる

✔ ツヤ感の調整ができる

デメリット:

・造膜する施工のため、メンテ時の手間が増える

■ ③ 保護系塗料(浸透系キシラデコールetc.)

木の内部まで浸透し、内部から守るタイプ。

メリット:

✔ 劣化スピードを抑える

✔ 仕上がりが自然

✔ 染み込むため剥がれにくい

デメリット:

・完全防水ではない

【第5章】実際にあった“別荘の木部トラブル”

東信地区で60年以上施工し、多くの物件を見てきた私たちだから言えること。

東信地域で毎年数多くの別荘を見てきた中で、

「これは早めに相談していただきたかった…」というケースがあります。

ここでは、その一部をご紹介します。

■ 事例①「デッキの踏み抜き事故」

ご夫婦が別荘に来たとき、デッキの中央がフカっと沈む感覚があり、

見てみると内部は腐って空洞になっていました。

冬の湿気 → 夏の紫外線 → 冬の凍結

これを繰り返すことで、木が内部から弱くなっていたのです。

▶︎木部が腐ってしまったものは、塗装工事ではどうにもなりません。大工さんにデッキを直してもらう必要があります。

■ 事例②「玄関前の柱が黒カビで真っ黒に」

雨が当たりやすい場所で、数年放置していたため、

木材内部まで腐朽菌が進行。

▶︎塗装だけでは復旧できず、薬品による洗浄をしたり部分交換が必要となります。

■ 事例③「外壁板張りの反り・割れ」

木が呼吸しすぎて反りが発生し、日差しで乾燥して割れが進行。

自然素材の家は美しいですが、定期的なメンテナンスが必須です。

▶︎反り返ってしまったところは、釘で打ち込んだり割れが酷い場合は板の張り替えの検討も必要です。

【第6章】メンテナンスをすると“別荘の寿命”は何倍も変わる

木部は、ほかの建築資材に比べると

痛む前に守るか、痛んでから直すかで寿命に大きな違いが出ます。

■ 守りながら使う

→ コストが最小限

→ 美しい外観を維持

→ 長持ちする

→ 資産価値を守れる

■ 痛んでから直す

→ 部分交換で高額になる

→ 美観が損なわれる

→ 最悪の場合、建物全体に影響

木を使った別荘などの建物は、自然とともに暮らす魅力があります。

しかし、自然と共存するためには「守るメンテナンス」が欠かせません。

【第7章】さとう塗そうの“木部・デッキ塗装へのこだわり”

60年以上、佐久・小諸・軽井沢地域の気候と木の性質を見続けてきた私たちだからこそ、

この地域に合った最適な提案ができます。

■ 1. 経験豊富な職人が現地調査

木の種類

✅劣化の進行度

✅立地条件

✅過去の塗装履歴

これらを丁寧に確認し、最適な塗料と工法をご提案いたします。

■ 2. 下地処理の丁寧さ

木部は特に下地が命。

どれだけ良い塗料でも、下地が整っていないと意味がありません。

・研磨

・汚れ落とし

・カビ取り

・素地調整

すべて丁寧に行い、木が塗料をしっかり吸い込める状態に整えます。

木材が塗料をしっかり吸い込むということは、

保護機能を十分に発揮させるための塗布量・施工

ということです。

乾燥した木部に、着色する程度の塗布量では…

ここだけの話…塗料は全く足りてません。

ただ「色が着いた。」だけなのです。

塗装=色の変化ではなく、

塗装=素材の保護

なのです。なので各塗料メーカーによる

必要最低限の塗布量というものがあります。

塗布量を守る事が、長持ちさせるための秘訣です☝🏻 ̖́-

■ 3. 地域密着の迅速対応

別荘オーナー様の中には、

「今週末だけ来るので、その間に見てほしい」

という方も多くいらっしゃいます。

さとう塗そうは、地域密着だから迅速に対応できます。

また、遠方でお会いできない場合は

メールや電話にて対応させていただきます。

お気軽にお声掛けくださいね(* ᴗ͈ˬᴗ͈)”

■ 4. 写真付き報告で遠方オーナー様も安心

施工前・施工中・施工後の写真をしっかり残します。

随時ご報告させていただきますので

離れていても、安心して任せていただけます。

【第8章】まずは無料の“別荘木部診断”をご利用ください

別荘にお越しになるタイミングは限られています。

行くたびに

「あれ?また黒くなってる…?」

「なんだか年々色が抜けてる気がする」

そんな不安を感じる方も多いです。

まずは、さとう塗そうの

無料木部診断をご活用ください。

・木部の状態

・劣化の原因

・補修の必要性

・最適な塗料

・費用と工期

これらをオーナー様に納得いただけるようご説明いたします。

【まとめ】別荘の木部は“守れば長持ち・放置すれば劣化が早い”

木は生き物です。

自然の中に建つ別荘は、その魅力と引き換えに、環境から強い影響を受けます。

木部・デッキのメンテナンスは、

別荘を安全に、長く、美しく保つための大切な投資です。

さとう塗そうは、

✅地域密着60年

✅経験豊富な職人

✅丁寧な下地処理

✅遠方オーナーも安心の写真報告

で、あなたの大切な別荘をしっかり守ります。

・お急ぎのご相談

・現地調査のみ

・まずは劣化状況を見てほしい

どんな小さなご相談でも大歓迎です。

大切な別荘を守るためのお手伝いを

私たち さとう塗そうにお任せ下さい*ˊᵕˋ*

本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】を、

ご覧いただきありがとうございました。