こんにちは
さとう塗そうです。
今回は、お客様からよくいただくご質問のひとつ、「塗装の耐候年数って本当にその年数もつの?」という疑問に、お答えしていきます¨̮⃝
■ パンフレットに書いてある「〇年耐久」って、信じていいの?
塗料のカタログや業者の説明でよく出てくる言葉に、
「この塗料は15年もちますよ」
「この塗料なら20年も安心です」
といった耐候年数の話があります。
でも、この「〇年」って、一体何を基準にしていると思いますか?
実はこの年数、「理想的な条件で塗装した場合の平均的な目安」なんです。
つまり、
- 気候が穏やかで、
- 汚れもほとんどつかず、
- 壁材の状態も万全で、
- 職人の施工も完璧だった場合
という、かなり“理想の状態”を想定して記載されているのが現実です。
■ 現実の家は「環境条件」で寿命が大きく変わる
たとえば、私たちが対応している長野県東信地区(佐久、小諸、軽井沢)のような地域では、こういった環境要因があります。
- 冬は寒暖差が大きく、外壁が収縮と膨張を繰り返す
- 夏の紫外線が強く、色あせが早く進む
- 別荘地などは湿気が多く、カビや藻が発生しやすい
これらの条件は、どれも塗膜にダメージを与える要因。
つまり、同じ塗料を使っても、環境によっては実際の耐候年数が短くなることもあるということです。
■ “耐候年数”はあくまで目安。最終的には「状態」がすべて!
ここで大事なのは、年数そのものより「今、壁がどうなっているか」を見ることです。
例えば──
「15年もつはずの塗料」でも、12年でひび割れやチョーキング(白い粉が出る現象)が出てきたら、そこが“寿命”のサインです。
逆に、「10年経ったけど全然劣化してないな」というお宅も稀にありますが、それはたまたま環境や施工状態が非常に良かった場合です。
大切なのは、“見た目”と“状態”で判断すること。
職人としては、「年数」だけで判断してしまうのはとても危険だと感じています。
■ 塗料選びより大切なのは「誰がどう塗るか」
一般の方には意外と知られていないのですが、塗料の性能だけではなく、“施工の丁寧さ”によって耐久性が大きく左右されるというのが現実です。
たとえば──
- 下地処理がきちんとされていない
- 乾燥時間を守らずに塗り重ねている
- 塗る厚みが薄すぎる
こうしたことがあると、いくら高性能な塗料でも本来の力を発揮できません。
さとう塗そうでは、「塗料の性能を最大限に活かしきる」ことにこだわり、見えない下地処理や工程の管理をとても大切にしています。
■ まとめ|“〇年もつ”に頼らず、家の「今」を見て判断を
✔ 「耐用年数」はあくまで目安。環境や施工によって変わる
✔ 実際の寿命は、見た目や劣化の状態で判断するのが正解🙆♀️
✔ 大切なのは、塗料選び+施工の丁寧さ+地域環境への理解
「うちはまだ大丈夫かな…?」と気になっている方は、塗料の寿命を信じすぎず、一度現状をプロに見てもらうのが安心です。
さとう塗そうでは、経験5年以上の職人が現地調査を行い、「今、どんな状態か」「塗装工事が必要なのか」をわかりやすくお伝えします。
お見積もりや現地調査だけでもOKです。しつこい営業は、一切おこないません。ご安心ください!!
「そろそろかも?」と思ったら、お気軽にご相談くださいね¨̮⃝
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧頂き、ありがとうございました。
