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塗装のあれこれブログ BLOG

― 下端まで守る、段取りで差が出る木部塗装 ―

こんにちは。

さとう塗そうです。

今回は、新設のウッドデッキ材を組み上げる前に倉庫内で塗装した施工事例をご紹介します。

ウッドデッキ塗装というと、完成後に塗るイメージを持たれる方も多いのですが、実はそれでは【塗れない場所】が必ず出てしまいます。

今回私たちは、デッキ材を一本一本、組み上げる前に塗装しました。

なぜそこまで手間をかけるのか。

そこに、仕上がりと耐久性を左右する大きな理由があるからです。

■ ウッドデッキ塗装で最も大切な「下端」

ウッドデッキの劣化は、上面からだけではありません。

むしろ…

腐食が始まりやすいのは、下端や裏面です。

・雨水の跳ね返り

・地面からの湿気

・風通しの悪さ

・乾きにくい構造

こうした条件が重なることで、見えない部分から劣化は始まります。

完成後に塗装する場合、

どうしてもデッキ材の【下端】は塗ることができません。

それは、物理的に不可能だからです。

だから私たちは、

組む前に塗る。

この選択をしています。

■ 一度も塗装できない場所をなくす

塗装というのは、

「塗った面」だけが守られます。

塗れていない場所は、

守られていないのと同じです。

ウッドデッキは構造上、

一度組み上げてしまうと接合部分や裏面の塗装をすることができないのが現実です。

そこが数年後、腐食の始まりになります。

私たちが大切にしているのは、

“今見えている綺麗さ”ではなく、数年後の状態です。

だから、

一本一本を倉庫で塗装し、

・上面

・側面

・下端

・木口

すべてを包み込むように塗ります。

これが「きちんと向き合う」ということだと思っています。

■ 木口処理は特に重要

木材の中でも、最も水を吸いやすいのは“木口”です。

ストローの断面のように、水分を吸い込みやすい構造になっています。

木口をしっかり塗るかどうかで、

耐久年数は大きく変わります。

完成後に上から塗るだけでは、

木口まで十分に塗料を含浸させることは難しい。

だからこそ、

組む前の塗装が理にかなっているのです。

■ 手形がつく?段取りの大切さ

今回のブログで特にお伝えしたいのが、ここです。

ウッドデッキは塗ってすぐに触れるものではありません。

塗料には乾燥時間があります。

もし、デッキ組み立ての直前に塗ってしまうと――

・手形がつく

・運搬時に擦れる

・塗膜が乱れる

結果、仕上がりが不均一になります。

これを防ぐには、

工程を逆算した段取りが必要です。

・塗装日

・乾燥日数

・搬入日

・組み立て日

すべてを考えたうえで、前もって塗装を完了させる。

段取りは、仕上がりそのものです☝🏻 ̖́-

■ 倉庫塗装のメリット

今回、倉庫内で塗装した理由はもう一つあります。

外で塗装すると、

・気温の影響

・湿度の影響

・風によるホコリ

・直射日光による急乾燥

など、品質に影響が出ます。

倉庫内であれば、

・安定した環境

・ホコリの管理

・落ち着いた作業環境

が確保できます。

木部塗装は特に、環境の影響を受けやすい。

だからこそ、条件を整える。

これも「高い質」の一部です。

■ ウッドデッキ塗装の種類と考え方

ウッドデッキ塗装には大きく分けて2種類あります。

① 含浸タイプ

木に染み込ませるタイプ。

木の呼吸を妨げず、自然な風合いを保つ。

② 造膜タイプ

表面に塗膜を作るタイプ。

防水性は高いが、剥がれた時にメンテナンスが大掛かりになる。

軽井沢や東信地区の寒暖差を考えると、

木の動きに追従しやすい含浸タイプを選ぶことが多いです。

ただし、使用環境によって判断は変わります。

大切なのは、

塗料ありきではなく、環境ありきで考えること。

ここを間違えると、長持ちしません💦

今回は1度塗りで仕上げるというご希望でしたので、

キシラデコール(含浸タイプ)の中でも、

高着色のものを使用しました。

高着色タイプには、顔料が多く含まれています。

この顔料の中に、

・発色させる成分

・耐候性をあげる成分

が含まれています☝️

■ 東信地区のウッドデッキ事情

佐久・小諸・軽井沢エリアは、

・冬の厳しい冷え込み

・凍結と融解の繰り返し

・強い紫外線

木部にとっては過酷な環境です。

だからこそ、

「とりあえず塗る」では足りません。

下地処理から含めて、

環境を理解した塗装が必要になります。

■ 見えないところに手間をかける理由

塗装工事は、

見た目が整えば完成に見えます。

でも、私たちが見ているのは

5年後、10年後先の未来です。

完成後には見えなくなる下端。

でも、そこを塗るかどうかで未来は変わります。

これをやるか、やらないか。

そこにさとう塗そうらしさがあります(*˙︶˙*)

■ 「建物と、きちんと向き合う」ということ

今回のウッドデッキ塗装は、まさにそれでした。

・組む前に塗る

・乾燥時間を逆算する

・下端まで守る

・環境を整える

手間はかかります。

でも、

一度も塗れない場所を作らない。

それが私たちの考えです。

■ ウッドデッキ塗装をご検討中の方へ

もし今、

・ウッドデッキを新設予定

・既存デッキの塗り替えを検討中

・木部の劣化が気になる

という方がいらっしゃれば、

まずは「どう塗るか」ではなく、

「どう守りたいか」を一緒に考えさせてください。

すぐ全面塗装が必要とは限りません。

部分補修で済む場合もあります。

私たちは、

売るためではなく、守るための提案をしています。

ご安心ください😊

■ まとめ

ウッドデッキ塗装は、

✔ 組む前が理想

✔ 下端まで塗ることが重要

✔ 木口処理が耐久性を左右

✔ 乾燥時間を考えた段取りが仕上がりを決める

✔ 環境に合わせた塗料選定が必要

そして何より、

見えない部分への姿勢が、その会社の本質を表します。

さとう塗そうは、

これからも建物と、きちんと向き合います。

一緒に、未来を考えさせてください。

本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。