― 年数では決めない、軽井沢・佐久の別荘を守る“本当の塗り替え判断” ―
こんにちは
さとう塗そうです。
今回も【別荘】をテーマにお届けしていきます。
別荘をお持ちのオーナー様から、私たち さとう塗そう がよくいただく質問があります。
「別荘の外壁塗装って、何年おきにやればいいんでしょうか?」
インターネットで調べると、
「10年に1度」
「15年持つ塗料」
といった言葉が並びます。
しかし、私たちはこの質問に対して、
はっきりとした“年数”だけをお答えすることはありません。
なぜなら、
別荘の塗り替え時期は“年数だけで決めると失敗しやすい”
からです。
このブログでは、
- 別荘の塗装時期を年数で決めてはいけない理由
- 軽井沢・佐久地域の別荘が劣化しやすい本当の原因
- 外壁材ごとの注意点
- 別荘に合う塗料・合わない塗料
- 経験豊富な職人が見ている判断ポイント
を、皆さまにも分かりやすく、
情景が思い浮かぶように解説していけたらと思います。
よろしければ、最後までお付き合いくださいね😊
■1. 結論|別荘の塗り替え時期は「◯年」では決められない
最初に結論をお伝えします。
別荘の外壁塗装は、
「築何年」「前回から何年」
だけで判断するものではありません。
同じ築15年の別荘でも、
- 毎年何度も使っている別荘
- 年に1回しか使わない別荘
- 南向きで日当たりが良い
- 北側が林に囲まれている
- 木部が多いデザイン
- 外壁がサイディング中心
条件が違えば、
劣化の進み方は大きく変わります。
だからこそ私たちは、
「何年経ったから塗り替えましょう」
とは言いません。
「今の状態で、本当に必要かどうか」
を、経験豊富な職人の目で確認したうえで判断します。
そのため、建物ごとに塗り替え時期が前後するのです。
■2. 軽井沢・佐久の別荘が劣化しやすい理由
「別荘はそんなに傷まないと思っていた」
そうおっしゃるオーナー様は少なくありません。
しかし実際には、
軽井沢・佐久地域の別荘は
一般住宅よりも厳しい環境 に置かれています。
大きく4つの理由があります。
●① 標高が高く、紫外線が強い
軽井沢は標高約1000m。
紫外線は塗膜を劣化させる1番の要因です。
軽井沢地区は都市部より紫外線が強く、
塗膜の劣化スピードを早めます。
色あせが出てきた頃には、
防水性能が落ち始めている ことが多いのです。
●② 湿気・霧が多く、乾きにくい環境
軽井沢特有の霧や湿気は、
- 北側外壁
- 木部
- 凹凸のある意匠
に影響を与えます。
乾きにくい環境は、
カビ・コケ・藻が発生しやすく、
見た目以上に塗膜の性能を奪っていきます。
●③ 冬の凍結と寒暖差
冬場は氷点下まで冷え込み、
昼夜の寒暖差が大きくなります。
この凍結と解凍の繰り返しが、
- ひび割れ
- 塗膜の割れ
- 防水層の劣化
を引き起こします。
●④ 人が住んでいない時間が長い
別荘最大の特徴です。
- 換気されない
- 暖房が入らない
- 湿気が動かない
この状態が数ヶ月続くことで、
建物内部では静かに劣化が進んでいきます。
■3. 外壁材別|別荘で注意すべき劣化ポイント
《サイディング外壁》
一見きれいに見えても注意が必要です。
- 目地コーキングの硬化
- ひび割れ
- 防水性能の低下
特に別荘は、
コーキング劣化に気づくのが遅れやすい
という特徴があります。
《モルタル外壁》
細かいひび割れ(ヘアクラック)を
「問題ない」と判断しがちですが、
軽井沢では凍害につながりやすいのです。
《木板張り外壁》
別荘らしい人気の外壁ですが、
メンテナンスが命です。
- 日焼け
- 乾燥
- 反り
- 腐朽
色が抜けてきた時が、塗り替え検討のサイン です。
■4. 別荘の塗り替え時期|現実的な目安
あくまで 目安 としてですが、
軽井沢・佐久地域の別荘では次のケースが多いです。
- サイディング:10年前後
- モルタル:10年前後
- 木部:2〜5年(塗料・環境による)
ただしこれは、
- 適切な塗料
- 丁寧な下地処理
- 別荘に合った施工
が行われている場合の話です。
重要なのは、
「年数よりも状態」 という考え方です。
■5. 別荘に合う塗料・合わない塗料
《別荘に合わない塗料の特徴》
- 安価重視
- 防カビ性能が低い
- 調湿性がない
- 紫外線耐性が弱い
一般住宅向けの塗料を
そのまま別荘に使うと、
想定より早く劣化することがあります。
《別荘に合う塗料の条件》
- 高耐候性
- 防カビ・防藻性能
- 調湿性
- 木部には浸透型塗料
さとう塗そうでは、
「長く空ける別荘」 という使い方を前提に
塗料を選定しています。
■6. 見た目では分からない塗り替えサイン
- 手で触ると白い粉がつく
- 雨のあと乾きが遅い
- 木部がカサついている
- コーキングが硬い
- 北側だけ黒ずんでいる
1つでも当てはまれば、
経験豊富な職人による点検 をおすすめします。
■7. 早めの判断が、結果的に家を守る
塗装を先延ばしにすると、
- 下地補修
- 木部交換
- 防水工事
- 雨漏り修繕
が必要になるケースがあります。
「まだ大丈夫」より
「今なら守れる」
これが別荘メンテナンスの考え方です。
■8. さとう塗そうが大切にしていること
- 地域特性を踏まえた診断
- 経験豊富な職人による現地確認
- 見えない下地処理を重視
- 別荘に合った塗料選定
- 将来の維持費まで考えた提案
私たちは、
今だけでなく10年後も安心できる塗装 を目指しています。
■9. 最後に|別荘は、手をかけた分だけ応えてくれます
別荘は、
使わない時間が長いからこそ、
状態確認がとても大切です。
「今すぐ塗るかどうかは分からない」
それでも構いません。
まずは現状を知ること。
それが、
別荘を長く大切に使い、維持するための第一歩です。
▶ 別荘の外壁・木部診断のご相談は、さとう塗そうへ
- 立ち会い不要
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あなたの別荘を 正直に診断 します。
これから年末年始になり、別荘でゆっくりとした時間を過ごされるオーナー様も多いのではないでしょうか?
この機会にあなたの別荘も1度点検してみませんか?
今年はまだ大丈夫…と思っていても
「あの時現地調査してもらって良かったな」と思っていただけるよう、正直な状態を調査・報告をさせていただきます。
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本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。
