〜塗装職人が現場で見ている“建物の環境”について〜
こんにちは。
さとう塗そうです。
建物の外壁を見上げたとき、こんな状態を見たことはありませんか?
・北側の壁だけ緑っぽくなっている
・日陰の部分だけ黒ずんでいる
・コケのようなものが付いている
そしてよく聞くのが、こんな疑問です。
「どうして北側の壁だけ汚れてしまうんでしょうか?」
実はこれ、塗装工事の現場でもよく見かける現象です。
建物をぐるっと一周してみると
・南側は比較的きれい
・北側だけ汚れている
ということは珍しくありません。
この違いには、きちんとした理由があります。
今回は
【外壁のコケや藻がなぜ北側に多く発生するのか】
というテーマについて、塗装職人の視点からお話してみたいと思います。
建物の仕組みや環境を知ることで、外壁の見え方も少し変わってくるかもしれません。
◎外壁のコケや藻の正体とは?
まず最初に
「コケや藻って何なの?」
という疑問からお話してみたいと思います。
外壁に発生する緑色の汚れは
・コケ
・藻
・カビ
などが混ざったものです。
特に住宅の外壁で多く見られるのは
【藻(も)】です。
藻は水分と光があれば増える微生物です。
川や池の水面に浮かんでいる緑色のものを見たことがある方も多いと思いますが、それと同じ仲間です。
外壁の表面に
・湿気
・水分
・汚れ
があると、そこに藻が発生することがあります。
◎なぜ北側の外壁にコケや藻が多いのか
ここからが本題です。
外壁のコケや藻が北側に多い理由は、主に次のような環境が関係しています。
大きく分けると
- 日当たり
- 乾きにくさ
- 湿度
- 周囲の環境
などです。
ひとつずつ紹介していきます。
◾︎理由① 北側は日当たりが少ない
北側の外壁にコケや藻が多い一番の理由は
日当たりの違いです。
日本では太陽は
・東から昇り
・南を通り
・西に沈む
という動きをします。
そのため建物の
・南側
・東側
・西側
は日光が当たりやすいですが、
北側はほとんど直射日光が当たりません。
日光が当たらないということは
・外壁が乾きにくい
・湿気が残りやすい
という状態になります。
コケや藻は湿った環境を好むため、北側は発生しやすい場所になります。
◾︎理由② 外壁が乾きにくい
外壁は雨が降ると当然濡れます。
しかし大切なのは
濡れることより、【乾くこと】です。
例えば南側の壁は
・日当たりが良い
・風が当たりやすい
そのため、雨が降っても比較的早く乾きます。
一方、北側の壁は
・日陰
・風が通りにくい
ことが多く、濡れた状態が長く続きます。
この【乾きにくさ】が、
コケや藻が増える原因になります。
◾︎理由③ 建物の影ができる
外壁のコケや藻は、北側だけとは限りません。
実は
建物の影になる場所でも発生しやすくなります。
例えば
・隣の家の影
・ベランダの下
・屋根の出ている部分
などです。
こうした場所は日陰になりやすく、湿気が残りやすい環境になります。
つまり
「北側=日陰」
というだけでなく、
日陰になる場所はコケが出やすい
ということです。
◾︎理由④ 森や木が近い環境
軽井沢や山間部などでは、建物の周囲に
・木
・森
・林
があることも多いと思います。
こうした環境では
・湿度が高い
・日陰が多い
・風が弱い
という条件が重なりやすくなります。
さらに、木の近くでは藻の胞子が
飛んできやすいとも言われています。
そのため
・別荘地
・森の近く
では、外壁にコケや藻が発生しやすくなる傾向があります。
◾︎理由⑤ 外壁の凹凸に水が残る
外壁には様々なデザインがあります。
例えば
・サイディング
・吹き付け外壁
・模様のある仕上げ
などです。
こうした外壁には、細かい凹凸があります。
凹凸のある外壁は
・水が残りやすい
・汚れが溜まりやすい
という特徴があります。
そのため、藻が発生する条件が整いやすくなります。
◎実は新築でもコケは発生する
「コケや藻が出るのは古い家だけ」
と思われることがあります。
しかし実際には
新築でも発生することがあります。
特に
・北側
・湿気が多い場所
・日陰
では、新築から数年で藻が見られることもあります。
これは施工の問題というより
環境による影響が大きい場合が多いです。
◎コケや藻が出る=すぐ塗装ではない
外壁にコケや藻が出ると
「もう塗装しないとダメ?」
と心配される方もいます。
しかし…
【コケや藻が出た=すぐ塗装】
というわけではありません。
多くの場合は高圧洗浄で落とすことができます。
ただし、
・塗膜が劣化している
・外壁が傷んでいる
その場合は、塗装メンテナンスを考えるタイミングかもしれません。
◎外壁の状態は「建物ごとに違う」
現場で建物を見ていると
同じ地域でも
・コケが多い家
・ほとんど出ない家
があります。
その違いは
・立地
・日当たり
・風通し
・周囲の環境
など、様々な条件によって変わります。
つまり
建物にはそれぞれ個性がある
ということです。
◎外壁を長持ちさせるためにできること
外壁は毎日
・雨
・紫外線
・風
から建物を守っています。
普段はあまり意識しない部分ですが、外壁はとても大切な役割を持っています。
ときどき外壁を見上げてみると
・汚れ
・コケ
・色あせ
など、小さな変化に気づくことがあります。
「これは、どうなのかな?」
「うちはまだ大丈夫かな?」
そのちょっとした違和感が、建物を守るための第1歩です( *´꒳`*)
少しでも疑問点や違和感がありましたら、
お気軽にお声かけください😊
皆さまの、大切な建物を守るお手伝いを
させていただきます( *´꒳`*)🍀.*
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。
