こんにちは
さとう塗そうです。
「見積もりお願いします」と依頼して、職人が家の外をぐるっと見て回っている…。
そのとき実は、何をチェックしているのかご存じですか?
今回は、私たち職人が現地調査のときに実はこっそり見ているポイントを、こっそりお伝えします!
■ ポイント① 外壁の“塗膜”の劣化具合
まず最初に見るのが、外壁の塗膜の状態です。
- 手でこすって白い粉が出るか(チョーキング)
- ツヤがあるか、ツヤが消えてマットになっているか
- 色ムラや退色(色あせ)があるか
見た目だけでは分かりづらい部分もあるので、陽の当たる面と当たらない面の差も見比べています。
■ ポイント② クラック(ひび割れ)
塗装工事の最重要ポイントのひとつ。
クラック=ヒビ割れには、「表面だけのもの」と「構造まで影響する深いもの」があります。
- 髪の毛ほどのヒビ → 下地処理でOK
- 爪が引っかかるほどのヒビ → 補修材で処理が必要
- 横に走るヒビや、窓周りのヒビ → 雨水の侵入経路かも!
ひび割れの幅・深さ・位置を見て、補修の方法や下塗り材を判断しています。
■ ポイント③ コーキング(シーリング)の状態
サイディングの家では、「つなぎ目(目地)」にあるゴムのような部分=コーキングもチェックします。
- ひび割れ、剥がれ
- ブヨブヨになっていないか
- 隙間が空いて雨水が入っていないか
ここが傷んでいると、どんなに良い塗料を使っても水が中に入ってしまうので、実はとても重要なんです!
■ ポイント④ 屋根の劣化具合
地上から見える範囲で、屋根の色あせ・コケ・ズレ・割れなども確認します。
安全が確保できる場合は屋根に上がったり、ドローンにて調査したりします。
「屋根は見えないしまだいいかな」と思いがちですが、雨・紫外線を一番受ける部分なので、外壁以上に傷んでいることも…。
■ ポイント⑤ 水の流れ・雨樋の状態
見積もりとは関係なさそうに見えて、意外と大事なのが「水の逃げ道」の確認です。
- 雨樋に割れや詰まりがないか
- ベランダや出窓の排水の状態
- 外壁に雨筋がついていないか
水がちゃんと流れないと、塗膜だけでなく下地まで劣化するリスクがあります。
■ 実はここまで見てます!
✅塗膜の劣化
✅ひび割れの種類
✅コーキングの状態
✅屋根の劣化
✅雨水の流れ
私たちはこれらを“ただ見る”のではなく、「この状態ならどんな塗料・どんな工法が最適か」を考えながら見ています。
■ まとめ
「見積もり」と聞くと金額の話だけに聞こえるかもしれませんが、
私たちは現地調査で、「今の家の状態を正しく判断し、最適な方法をご提案する」ことを大切にしています。
お客様が気づかないところまでしっかり見ているからこそ、納得いただけるご提案ができるのです😊
大切な建物を一緒に守っていきましょう💪
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧頂き、ありがとうございました。
