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塗装のあれこれブログ BLOG

 こんにちは
 さとう塗そうです。

今回は「お寺 屋根塗装 ~サビ止め編~」について、紹介していきます。

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前回のケレン作業では、劣化した旧塗膜やサビを

しっかりと除去しました。
塗装工事において、この【下地処理】の工程は、

仕上がりや耐久性を大きく左右する非常に重要な工程のひとつです。

そして今回ご紹介するのが、その次の工程である

「プライマー(下塗り)」についてです。

一見すると、ただ塗るだけのシンプルな作業に見えるかもしれませんが…

実はこの工程の考え方や判断こそが、

塗装職人の経験や技術が色濃く出る部分でもあります☝🏻 ̖́-

■ なぜプライマーが必要なのか?

屋根のような金属やトタン部分は、

そのまま塗料を塗っても長持ちしません。
理由はシンプルで…

【塗料がしっかり密着しない】からです。

特に今回のように、

・過去に塗り替えが行われている
 ・旧塗膜の一部に密着不良がある
 ・経年劣化により表面が弱っている

といった状態では、いきなり上塗りをしてしまうと、

せっかくの塗装も早い段階で剥がれてしまう可能性があります。

そこで重要になるのが「プライマー」です。

プライマーには、

・下地と塗料をしっかり密着させる
 ・塗料の吸い込みを均一にする
 ・塗膜の耐久性を底上げする

といった役割があります。

いわば、建物と塗料の橋渡し役のような存在です。

■ 今回、プライマーを2種類使用した理由

今回の現場では、通常の工程に加えて

「密着プライマー」を先に施工しています。

その理由は、素材にありました。

ケレン作業の段階で、剥がせる塗膜は

しっかり除去したことにより、

素材の亜鉛メッキ材が露出しました。

亜鉛メッキ材は高い防錆効果があるため、

基本的には塗装をしなくても良い素材のひとつですが、

今回は「塗り替え工事」ということもあり

プライマー処理をおこない塗装をしました。

そこで、

① 密着プライマーで下地を安定させる
 ② その上からさび止めプライマーで防錆効果を持たせる

という2段階の下地処理を行いました。

少し手間は増えますが、このひと手間が数年後の状態に大きな差を生みます。

目に見えない部分こそ、丁寧に。
 さとう塗そうが大切にしている考え方のひとつです。

■ さび止めプライマーの役割

密着プライマーがしっかり乾燥した後、

いよいよ「さび止めプライマー」を塗布していきます。

金属屋根において、サビは最大の敵です。

サビは一度発生すると、

・周囲に広がる
 ・内部から腐食が進む
 ・塗膜を押し上げて剥がす

といった性質があり、放置すると一気に劣化が

進行してしまいます。

さび止めプライマーは、その名の通り、

・サビの発生を抑える
 ・既存の微細なサビの進行を防ぐ
 ・金属面を保護する

といった重要な役割を持っています。

ここでしっかりと防錆処理を行うことで、

その後の中塗り・上塗りの効果を最大限に

引き出すことができます。

■ あえて「グレー」を選ぶ理由

今回使用したさび止めプライマーは「グレー色」です。

実はこの色選びにも、現場ならではの理由があります。

一般的に下塗り材は赤や白など様々な色が

ありますが、今回はあえてグレーを選択しました。

その理由は、

「塗り残しを防ぐため」です。

既存の屋根は赤系の色だったため、グレーを使うことで、

・どこまで塗れているか一目で分かる
 ・細かい部分の塗り残しに気づきやすい
 ・仕上がりのムラを防げる

といったメリットがあります。

塗装工事は、広い面を均一に仕上げる仕事です。
 だからこそ、「見えやすさ」も大切な工夫のひとつになります☝🏻 ̖́-

■ 見えなくなる工程こそ、大切に

今回のサビ止め工程は、最終的には上塗りで隠れてしまう部分です。

完成後には見えなくなるため、

「そこまでやらなくても分からないのでは?」と

思われることもあるかもしれません。

ですが、実際にはこの見えない工程こそが、

・塗装の持ち
 ・仕上がりの美しさ
 ・将来のメンテナンス性

を大きく左右します。

例えるなら、車のワックスと同じです。

しっかり下地が整っているボディに

ワックスをかけると、水が玉になって弾きます。

逆に、下地が汚れ表面が荒れていると、

どんなに良いワックスでもその効果は長続きしません。

塗装も同じで、下地が整ってこそ、

塗料の性能がしっかり発揮されます。

■ お寺という建物だからこそ

今回の現場は「お寺の屋根」です。

お寺は、長い年月をかけて守られてきた大切な建物です。
 地域の方々にとっても、心の拠り所となる場所でもあります。

だからこそ、

・できるだけ長く持たせたい
 ・次の世代へしっかり残したい

という想いを感じながら、ひとつひとつの工程を丁寧に進めています。

決して特別なことをしているわけではありませんが、
 「当たり前のことを、当たり前に丁寧にやる」

この積み重ねが、結果として建物を守ることにつながると私たちは考えています( *´꒳`*)

■ 最後に

塗装工事は、完成した瞬間がゴールではありません。
 むしろ、その先の年月の中で「やってよかった」と感じていただけることが、本当の意味での価値であり、ゴールだと思っています。

今回ご紹介したサビ止め工程も、そのための大切な一歩です。

もしご自宅や別荘の屋根や外壁について、
 「今の状態はどうなんだろう?」と感じることがあれば、

まずは今の状態を知ることからでも大丈夫です。
 一緒に考えさせていただければと思います( *´꒳`*)

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本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。