断熱性

熱の移動を抑制します。熱の伝わりにくく、夏でも熱気が室内に侵入するのを防ぎます。遮熱塗料との大きな違いは、熱を遮断するだけでなく室内の暖かい空気が外に逃げるのを防いでくれるという点です。この機能により、断熱性機能を持たない塗料と比べ、冬でも室内を暖さをキープできます。佐久、軽井沢などの東信地域は、塗料メーカーさんが基準としている地域に比べ冬の寒さが厳しいエリアですので、外壁や屋根の塗り替えだけで断熱効果に過度に期待するのはオススメしません。健康で快適なお住まいの実現には、二重窓やすきま風の対策などが優先される傾向にあるため、そうした対策を行ったうえでプラスアルファの要素として考えるのが良いかと思います。
1つの判断基準として「室温20度を保ちやすいか？」を指標にするのがオススメ。世界に目を向けると、健康先進国ドイツでは室温20度以下の物件は貸し出せなかったり（ほかに細かい条件もいくつかあります）、スウェーデンでは室温20度以下の部屋については「大家さんへの家賃の減額交渉は妥当である」という考えがあったりします。ぜひ参考になさってください。