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塗装のあれこれブログ BLOG

こんにちは!

さとう塗そうです。

皆さまは、「塗料」や「ペンキ」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

現場で作業をしていると、

「塗料にはたくさんの種類があるんですね」

「今、何の塗料を使っていますか?」

といったご質問をよくいただきます。

実際、塗料には数百種類以上の種類があり、塗料メーカーごとに成分の配合が異なるため、その数は数え切れません。

さらに、品質が日々改良されており、新しい塗料もどんどん開発されています。

今回は、住宅の塗り替え工事でよく使用される代表的な塗料についてご紹介したいと思います。

1. 塗料タイプの種類

塗料は大きく分けて

「溶剤(油性)タイプ」と「水性タイプ」

の2種類に分類されます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

「溶剤タイプの塗料」

〈特徴〉

○溶媒

シンナーや有機溶剤を使用して塗料を溶かします。

適切な希釈率を守ることで、塗料がスムーズに塗布できるようになります。

○耐久性

溶剤タイプの塗料は、乾燥後に強力な塗膜を形成し、紫外線や水分に強いため、外部環境に適しています。

○乾燥時間

 溶剤が揮発して乾燥するため、気温や湿度に影響されにくく、速乾性があります。

〈メリット〉

○高い耐久性と防水性

○気温や湿度に左右されにくい

〈デメリット〉

○独特な匂いがする

○2液タイプと比較すると、耐用年数が短い

「2液タイプの塗料(溶剤タイプの一種)」

〈特徴〉

○硬化剤を使用

2液タイプの塗料は、主剤(塗料)と硬化剤を混ぜて使用します。この化学反応により、耐久性の高い塗膜が形成されます。

○耐久性と耐候性

2液タイプは、1液タイプ(硬化剤を使わない塗料)に比べ、耐久性や耐候性が大幅に向上します。特に、強い日差しや雨風にさらされる場所に最適です。

○乾燥時間

硬化剤が反応して塗膜を形成するため、乾燥が始まると素早く硬化しますが、乾燥時間は環境によって異なります。

〈メリット〉

○非常に高い耐久性と防水性

○厳しい環境下でも長期間持続する塗膜

〈デメリット〉

○独特な匂いがある

○硬化剤との混合が必要で、施工時に注意が必要

○ 硬化後は塗料が固まるため、余った塗料の再利用は出来ない

○1液タイプよりやや高価で、施工には専門知識が求められる

「水性タイプの塗料」

〈特徴〉

○溶媒

水を使用するため、人体や環境への影響が少なく、匂いもほとんどありません。

○作業のしやすさ

水で希釈できるため、掃除や後片付けが溶剤タイプと比較すると簡単です。また、初心者にも扱いやすいです。

○耐久性

近年の技術革新により、水性塗料の耐久性も向上していますが、溶剤タイプに比べると若干劣ることがあります。

〈メリット〉

○低臭で環境に優しい

○乾燥後の安全性が高く、室内にも適している

○後片付けが簡単、初心者でも扱いやすい

〈デメリット〉

○溶剤タイプに比べて耐久性が若干劣る場合がある

○ 低温や高湿度の環境では乾燥時間が延びることがある

2.どちらを選ぶべきか?

2液タイプの溶剤塗料は、高い耐久性が求められる場所や過酷な環境での使用に最適です。

一方で、環境への配慮を重視する場合や、室内での使用には水性塗料が適しています。

塗装する場所や目的、予算に応じて、最適な塗料を選ぶことが重要です。

お客様のご要望に合わせた、塗料選択、工法を提案させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

さとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】を引き続き

よろしくお願い致します。