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塗装のあれこれブログ BLOG

~「見えなくなるから」では終わらせないために~

こんにちは。
さとう塗そうです。

今回は、「室内天井のカビ取り作業」を

おこないましたので、その様子をご紹介します。

室内に発生するカビは、

ただ単に見た目の問題だけではありません。

特に天井や壁の裏側は湿気がこもりやすく、

1度カビが発生すると、表面だけ綺麗にしても

再発してしまうことがあります💦

今回の現場も、天井に黒く広がる

カビが確認できました。

カビ取り作業後は断熱材・ベニアを貼り

仕上げる予定だったため

「今のうちにどこまでカビを抑え込めるか」

非常に大切な工事でした。

◾︎カビは「見えている部分」だけが問題ではありません

カビというのは、表面の黒ずみを

拭き取れば終わり…というものではありません。

本当に厄介なのは、目に見えない

【胞子(菌)】です。

空気中に胞子が残っていると、

 ・湿気
 ・温度
 ・ホコリ
 ・結露

など、ちょっとした条件が揃っただけで

再び繁殖してしまいます。

だからこそ、カビ取り作業は

「ここまでやれば十分かな?」ではなく、

「やり過ぎくらいがちょうどいい」

と、さとう塗そうでは考えています☝🏻 ̖́-

① 水拭き作業

まず最初におこなうのが、水拭きです。

「最初から薬品じゃないの?」と

思われるかもしれませんが、

いきなり薬品を使うのではなく、

まずは表面に付着している汚れやホコリ、

浮いたカビを丁寧に除去していきます。

この工程を飛ばしてしまうと、

薬品がしっかり浸透しなかったり、

汚れの上から処理をしてしまうことがあります。

また、木部は水分を吸いやすい素材でもあるため

必要以上に濡らし過ぎないことも重要です。

一見単純な作業ですが、

 ・どこまで拭き取るか
 ・どれくらい水分を与えるか
 ・木を傷めないか

こうした細かな判断をしながら進めています。

ここでしっかり下地を整えることで、

次の殺菌工程の効果も変わってきます。

② 薬品による殺菌作業

次に、専用薬品を使用して殺菌作業をおこないます。

カビ取りというと、「漂白して白くする」

イメージを持たれることもありますが、

実際に大切なのは「色を消すこと」ではなく、

【菌を抑えること】です。

見た目だけ綺麗になっても、

菌が残っていれば再発のリスクは高くなります。

今回のような木部の場合は特に、

木目の奥に菌が入り込んでいることもあるため、

表面処理だけでは不十分なケースも少なくありません。

薬品を塗布しながら、

 ・染み込み方
 ・変色の状態
 ・カビの反応

などを確認、必要に応じて

複数回処理をおこないます。

カビは「少し残っていても大丈夫」

という相手ではありません😅

この段階でどこまで徹底できるかが、

その後の環境に大きく影響します。

また、クロスや梁に薬品が付着している

可能性があるため、水拭きをしておきます。

薬品をそのままにしてしまうと、

漂白され、色ムラやシミの原因にもなります。

トラブルを避けるために、

慎重かつ念入りなお掃除が大切になります🍀⋆゜

またカビ取り材は、「塩素系」。

一般的なお風呂のカビハイターと

同じ、あの独特な臭いがします。

充分な換気をしながら作業を進めます。

③ 再度、水拭き(水洗い)

殺菌後は、再度水拭きを行います。

これは、薬品成分や浮き上がった汚れを

除去するための工程です。

「薬品を塗ったから終わり」ではなく、

最後まで状態を整えることで、

次の工程の密着性や効果も変わってきます。

また、木材は非常に正直な素材です。

処理が甘い部分があると…

あとからシミとして浮いてきたり、

湿気を含んだ際に再発の原因になることも

あります。

だからこそ、途中工程を省かず、

ひとつひとつ確認しながら作業を進めていきます。

塗装工事でもそうですが、

【見えなくなる前の工程】ほど大切なのです☝🏻 ̖́-

完成後には見えなくなる場所だからこそ、

丁寧に向き合う必要があります。

今回は、室内での作業。

水道ホースでバシャバシャと水をかける訳には

いきません。

周囲への飛散を考慮し、水を含ませたスポンジで

拭き取り作業をおこないました。

④ カビ止め処理材の施工

最後に、カビ止め処理材を施工していきます。

今回の現場では、冒頭でも記載しましたが、

カビ取り・カビ防止作業後には、

断熱材・ベニアを貼り仕上げます。

つまり、施工後は

今回カビ取りした部分が見えなくなります。

だからこそ、「今できる対策」を

どこまで行うかが重要でした。

カビ止め処理材は、

今ある菌への対策だけではなく、

今後の繁殖リスクを抑える意味合いもあります。

もちろん、これをやったから

100%絶対にカビが出ない…

というわけではありません。

住まいは、

 ・換気
 ・湿気
 ・生活環境
 ・断熱状況

など、様々な条件が関わっています。

ですが、だからといって

「仕方ない」で終わらせるのではなく、

少しでも再発リスクを減らすために

現状できることを最大限に積み重ねる。

それが、私たち施工側にできる

大切な役目だと思っています。

◎施工後

全体の黒カビを除去することができました。

カビ取り材は、作業をしたその日よりも、翌日。

3日後…1週間後と時間をかけ浸透し

徐々に漂白をしていきます。

写真は、薬品で処理してから約2時間ほど

経過したものになります。

◾︎「隠れる場所」ほど丁寧に

今回の工事では、カビ取りした部分は下地となり、

断熱材やベニアを貼ることで、

見た目としては綺麗に仕上がっていきます。

ですが、本当に大切なのは仕上がる前の処理です。

見えなくなる場所だから簡単に済ませるのか。

見えなくなる場所だからこそ丁寧にやるのか。

実は、その差が数年後に出てくることもあります。

さとう塗そうでは、塗装だけではなく、

こうした下地処理や環境づくりを

大切に考えています。

特にカビは、

「とりあえず綺麗に見えればいい」では

再発しやすいものです。

だからこそ、

 ・しっかり拭き取る
 ・しっかり殺菌する
 ・しっかり洗う
 ・しっかり予防する

この積み重ねを大切にしています。

住まいは、毎日過ごす場所です。

見た目だけでなく、安心して過ごせる

環境づくりのためにも、

こうした見えない部分の処理は

とても重要だと感じています。

もし、

「これってカビかな?」
 「最近、湿気やニオイが気になる」
 「天井に黒い点が出てきた」

そんな小さな違和感がありましたら、

まずはお話を聞かせてください。

状態によって、必要な処置や考え方も

変わってきます。

一緒に住まいの状態を確認しながら、

最適な方法を考えさせていただきます。

本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。