こんにちは。
さとう塗そうです。
今回は、新築で使用する板壁材の塗装について
ご紹介します。
貼り合わせる前の木材に、
木部保護塗料「キシラデコール」を使用し、
さね部分のみ先に塗装をおこないました。
「完成したら見えなくなる場所なのに、なぜ先に塗るの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、こうした【見えなくなる前のひと手間】
こそ、数年後の美しさやメンテナンス性に
大きく関わってきます。
今回は、新規の板壁塗装でさとう塗そうが
大切にしている考え方を、
施工の様子と合わせてお話ししていきます。
◾︎板壁の「さね」とは?
板壁材には、木材同士を組み合わせるための
凸凹があります。
この凸凹部分を「さね」と呼びます。
施工時には、このさね同士を
ピッタリ噛み合わせながら張り進めていくため、
完成後は見えなくなる部分です。
ですが実は、
この「見えなくなる部分」がとても重要です。
◾︎木は生きている素材です
木材は鉄や樹脂と違い、自然素材です。
気温や湿度、季節の変化によって、
少しずつ伸縮します。
これは不具合ではなく、
木材本来の自然な動きです。
新築時には隙間なく綺麗に施工されていても、
- 夏の湿気
- 冬の乾燥
- 紫外線
- 雨や雪
こうした自然環境の影響を受けながら、
数年、十数年と時間が経つことで、
少しずつ板同士の間に隙間が見えてくることが
あります。
その時に、もし【さね部分】が
無塗装だった場合どうなるでしょうか。
表面は綺麗でも、隙間から
素地の木の色が見えてしまい、
「なんだか古く見える」
「塗装が剥げたように見える」
そんな印象につながってしまうことがあります。
◾︎だからこそ、組む前に塗る
今回さとう塗そうでは、板を張る前の段階で、
さね部分を先行塗装しました。

こうして事前に色を入れておくことで、
将来もし木材が動いて隙間が生まれたとしても、
下地の白っぽい木肌が見えにくくなります。
つまり、
【“今”だけ綺麗なのではなく、
“数年後も綺麗に見える”ための塗装】
ということです。
塗装工事は、完成直後の美しさだけを
追いかけることもできます。
ですが、さとう塗そうでは、
- 数年後にどう見えるか
- 次回メンテナンスがしやすいか
- 長く住まいを綺麗に保てるか
そこまで考えながら作業を進めています😌🌿
◾︎メンテナンス時にも差が出ます
実は、この先行塗装は将来のメンテナンス時でも
大きな意味があります。
木部は年月と共に紫外線や雨風の影響を受け、
少しずつ色褪せていきます。
そのため、5~10年後には再塗装が
必要になることもあります。
その際、最初から【さね部分】まで
しっかり色が入っていると、
再塗装時も仕上がりが自然で綺麗になります✨😎
逆に、最初に塗られていない場合は、
- 隙間だけ白く見える
- 色ムラが目立つ
- 奥まで塗料が届きにくい
といった差が出ることもあります。
完成後には見えない部分ですが、
将来の美観を左右する大切な工程のひとつです。
◾︎キシラデコールは“乾燥時間”がとても大切
今回使用した「キシラデコール」は、
木材保護に非常に優れた塗料です。
木の内部へ浸透し、
- 防腐
- 防カビ
- 防虫
など、木材を長持ちさせる役割があります。
ですがその反面、一般的な塗料より
乾燥時間が長く必要です。
特に気温や湿度によっては、
表面が乾いているように見えても、
内部はまだ乾燥途中ということもあります。
ここで焦ってしまうと、
- 運搬時に擦れる
- 手袋や衣類に色移りする
- 周囲を汚してしまう
- 重ねた部分が貼り付く
などといったトラブルにつながる恐れがあります。
◾︎“塗る”だけでなく、“段取り”も塗装工事
今回のような新築工事では、
大工さんの施工スケジュールもあります。
そのため、
「いつ使うのか」
「いつ運搬するのか」
「どのタイミングで現場に入るのか」
そこまで逆算しながら、
前もって塗装を進める必要があります。
塗装工事というと、
「塗る作業」に目が向きがちですが、
実際には、
- 乾燥時間
- 気温
- 湿度
- 他業種との工程調整
こうした段取りも非常に重要です。
しっかり乾燥時間を確保することで、
綺麗な仕上がりだけでなく、
周囲を汚さない安全な施工にもつながります☝🏻 ̖́-
◾︎見えなくなる部分こそ丁寧に
完成後には隠れてしまう部分。
だからこそ、施工する人の考え方や姿勢が
表れやすい場所でもあります。
- 今だけ綺麗ならいいのか
- 数年後まで考えるのか
- メンテナンス性まで考慮するのか
見えなくなる前にひと手間をかけることで、
住まいの美しさは大きく変わっていきます。
さとう塗そうでは、完成直後の見た目だけでなく、
「長く気持ちよく住めること」
を大切にしながら、日々の施工を行っています。
木部塗装や新築塗装をご検討中の方は、
仕上がった後には見えない部分にも、
ぜひ目を向けてみてください。
その積み重ねが、10年後、20年後の
住まいの表情につながっていきます。
目の前の綺麗も大事ですが、
長い目で綺麗を一緒に守っていけたらと
思います(*^^*)
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。