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塗装のあれこれブログ BLOG

 こんにちは
 さとう塗そうです。

先日ご紹介した「洗面台塗装の失敗編」

ブログをご覧いただいた方から、

思った以上に多くの反響をいただきました。

「失敗も正直に載せるんですね」
「その後どうなったのか気になります」

 そんな声もいただき、今回はその“続き”となる

【成功編】をご紹介したいと思います。

まだ読まれてない方は、

こちらも合わせてお読みくださいね😊

🏠:https://painting-satotoso.com/trivia/洗面台塗装でトラブル発生⚡%EF%B8%8F/

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前回の施工では、

・DIYによる既存塗膜の厚み

・蓄積された皮脂・洗剤成分などの影響

により、ウレタン塗装後に塗膜が

ひび割れを起こしてしまいました。

見た目には問題がなく見えても、

塗装というのは【表面だけ】では判断できません。

特に洗面台のように、

 ・毎日水がかかる
 ・石鹸や洗剤を使う
 ・皮脂が付着する
 ・湿気がこもりやすい

という環境では、下地の状態が

そのまま仕上がりに直結します。

だからこそ今回は、1度すべてをリセットし、 

最初からやり直す判断をしました。

「塗って終わり」ではなく、


 【長く安心して使える状態に戻すこと】

そのための施工です( *´꒳`*)

① 全面剥離 

〜まずはゼロに戻す〜

今回最初に行ったのは、既存塗膜の全面剥離です。

部分補修で済ませる方法もあります。

 ですが今回は、表面だけを直しても

根本改善にはならないと判断しました。

既存の塗膜には、

 ・DIY塗装による厚膜
 ・密着不良
 ・目に見えない油分
 ・古い塗膜同士の相性問題

など、複数のリスク要素がありました。

そのまま上から塗装してしまうと、

数ヶ月後・数年後にまた不具合が

起こる可能性があります。

だからこそ、1度すべて剥がす。

この工程は時間も手間もかかります。

ですが、【長持ちする塗装】を考えると、

とても重要な工程です。

また「全面剥離」は、ただ塗膜を剥がせば

良いわけではありません。

洗面台の素材を傷めないように、

作業を進める必要があります。

今回は、既存の塗膜が厚いため、

はじめにシンナーによる洗浄をおこないました。

シンナーで、溶かしながら塗膜を除去します。

特に角部分や排水周りは塗膜が残りやすく、

慎重な作業が必要になります。

この時点で妥協してしまうと、

次の工程がすべて崩れてしまいます。

塗装工事では「塗る工程」が注目されがちですが…

実はこうした【下地処理】こそが

仕上がりを左右すると、私たちは考えています。

シンナーによる洗浄が終わったら、

サンダーを当て表面を整えます。

◎剥離後

全面素地が出るまで、剥離をしました。

② 着色

 〜色を「塗る」ではなく、「整える」〜

全面剥離後は、いよいよ塗る作業が

スタートします。

洗面台本来の素材感を見ながら

スプレー吹きによる、着色作業をおこないました。

ここで難しいのが、【色を合わせる】と

いう作業です。

木部塗装は特にそうなのですが、

素材によって色の入り方は変わります。

同じ塗料を使っても、

 ・吸い込みやすい部分
 ・色が濃く出る部分
 ・逆に色が乗りにくい部分

が存在します。

特に今回のような木目を残さない塗装方法では、

部分的な色ムラが非常に目立ちやすくなります。

そこで、ただ色を付けるのではなく、

「全体で見た時に自然か」

という視点で調整していきます。

 ・濃すぎれば重たく見える。
・ 薄すぎれば補修跡が浮いてしまう。

何度も確認しながら、少しずつ色を重ねていきました。

塗装というと「ペンキを塗る仕事」と

思われることがありますが、実際には

こうした「色のバランス調整」も

非常に大切な技術のひとつです。

※着色後

③ ウレタン塗装 

〜やっとスタート地点〜

着色が完了した後、ようやくウレタン塗装に

入ります。

実際にはここまでの下地処理が

仕上がりの8割を決めています。

今回使用したウレタン塗装は、

 ・耐水性
 ・清掃性

に優れており、洗面台のような

水回りには非常に相性の良い塗装です。

ただし、ウレタン塗装はとても繊細です。

ホコリひとつ、湿度の変化ひとつでも

仕上がりが変わります。

特に今回の施工では、前回失敗しているという

経験があるからこそ、塗料の反応を

細かく確認しながら慎重に施工を進めました。

 ・塗膜の伸び方
 ・塗膜の状態
 ・乾燥速度
 ・密着状態

すべてを確認しながら、ひと工程ずつ

積み重ねていきます。

「前回失敗したから不安だった」

正直、その気持ちはありました。

ですが、原因を曖昧にしたまま進めるのではなく、

 “なぜ失敗したのか”
 “どう改善するべきか”

を整理した上で施工したことで、

今回は非常に良い状態に仕上げることができました。

ウレタン塗装は

下塗り▶︎ペーパー当て▶︎中塗り▶︎ペーパー当て▶︎上塗り

をしていきます。

途中で、ペーパー当てをすることで、

より、つるっとした手触りに仕上げることが

できます😊

④ 水研ぎ 

〜最後は“手触り”を整える〜

ウレタン塗装後、最後に行ったのが「水研ぎ」です。

水研ぎとは、水で濡らしながら

専用ペーパーを使い表面を均一に整える工程です。

この工程を入れることで、

 ・細かな凹凸を整える
 ・表面を滑らかにする

ことができます。

特に洗面台のように、毎日手が触れる場所では

見た目だけではなく、【触り心地】も大切です。

表面が滑らかになることで、

汚れも付きにくくなり、

お手入れもしやすくなります☝🏻 ̖́-

この最後のひと手間によって、

塗装の質感は大きく変わります。

遠くから見るだけでは分からない部分かもしれません。

ですが、毎日使う場所だからこそ、

こうした細かな積み重ねが大切だと考えています😊

◎施工後

「失敗しない職人」ではなく、「向き合える職人」でありたい

今回の施工では、1度失敗を経験しています。

もちろん、失敗はしないに越したことはありません。

ですが、塗装という仕事は、

実際に塗ってみなければ分からない素材の反応や、

過去施工との相性問題が起きることもあります。

大切なのは、

その時にどう向き合うか。

 原因から目を逸らさず、
 必要であれば1度すべて剥がし、
 もう1度やり直す。

簡単なことではありませんが、

さとう塗そうではその場しのぎではなく、

【長く安心して使える施工】を大切にしています。

塗装工事は、完成した瞬間がゴールではありません。

数年後に、

 「やって良かった」
 「頼んで良かった」

と思っていただけることが、

本当の意味での完成だと思っています。

今回の洗面台塗装も、そう思っていただける

施工になっていれば嬉しく思います( *´꒳`*)

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本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。