〜工事が止まる日にも、現場のためにできること〜
こんにちは。
さとう塗そうです。
塗装工事というと、晴れた日に職人が外で作業している姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが、私たちの仕事は「塗ること」だけではありません。
特に今日のような雨の日。
「今日は工事がお休みかな?」と
思われることも多いのですが、実は雨の日だからこそ‼︎
おこなっている仕事があります。
今回は、普段なかなか見ることのない
「雨の日の塗装屋の過ごし方」について
お話ししていきます。
塗装工事を考えている方にとっても、
職人がどんな想いで現場に向き合っているのかを
知っていただける内容になれば嬉しいです(*^ω^*)
☂️雨の日は塗装工事ができない?
まず、よくいただく質問があります。
「小雨くらいなら塗れるのでは?」
実は塗装工事は、天候に大きく左右される仕事です。
塗料は乾燥することで性能を発揮します。
雨の日や湿度が高い日は、塗料がしっかり乾かなかったり、塗膜に不具合が起きたりする可能性があります。
たとえば…
- 塗膜が白く濁る
- 密着不良を起こす
- ムラになりやすい
- 乾燥時間が大幅に伸びる
- 将来的な剥がれにつながる
こうしたリスクを避けるため、無理に施工を進めることはありません。
「今日できるから塗る」ではなく、
【長く持つ仕上がりになるか】を
基準に判断しています。
☂️雨の日=休みではない
塗装屋は雨の日に休んでいると思われることがあります。
もちろん、安全面を考え現場作業を止めることはあります。
ですが、実際には雨の日にもやることがたくさんあります。
むしろ、普段忙しくて後回しになりがちな大切な仕事を進める日でもあります。
① 道具の手入れとメンテナンス
塗装工事で使う道具は、とても繊細です。
刷毛、ローラー、吹き付け機械、エアレス機、コンプレッサーなど…。
毎日使うものだからこそ、メンテナンスが欠かせません。
雨の日は、普段現場で使っている道具を丁寧に整えます。
道具の状態で仕上がりが変わります。
だからこそ、定期的な点検は欠かせません!!
◾︎機械のメンテナンス
日頃から、使用したら綺麗に洗浄をする。
道具を長く大切に使うためには、
その都度綺麗な状態を保つ必要があります。
普段の手入れではなかなかできない、
オイル交換などをします。
こうしたメンテナンスを怠ると、機械の故障に繋がります。
雨の日は、機械と向き合う大切な時間でもあります。
② 倉庫での材料準備
塗装工事では、現場に行く前の準備も重要です。
雨の日には、倉庫で材料の確認や整理を行います。
- 使用する塗料の確認
- 必要数量の把握
- 現場ごとの段取り
- 養生材の準備
- 使用道具の選定
現場で慌てないためには、事前準備が欠かせません。
また、現在は中東情勢の影響で塗料や養生製品の入手が難しい状態でもあります。
余裕を持って準備する
スムーズな工事をおこなうためには、
道具の事前準備・工程などの段取りが大切になります。
実際、段取りが良い現場ほど、仕上がりも安定します。
③ 現場の進行確認・打ち合わせ
雨の日は、職人同士で現場の進行を見直す時間でもあります。
「次はどこから進めるか」
「この納まりをどう仕上げるか」
「より綺麗に見せるにはどうするか」
塗装工事は、単純に塗るだけではありません。
建物ごとに状態が違うため、その都度判断が必要になります。
職人同士で相談し、情報共有をする時間があることで、現場の精度も高まります。
④ 現地調査や見積もり
雨の日は、現地調査に出ることもあります。
実は、雨の日だからこそ分かる劣化があります。
◾︎雨漏りの確認
普段は見えない雨水の侵入経路。
雨の日には、水の流れ方が確認できます。
- どこから浸水しているのか
- 外壁のひび割れとの関係
- 窓周りの劣化
- 屋根からの流れ
こうした情報は、雨の日だからこそ見えることがあります。
◾︎雨染みや湿気の確認
湿気を含んだ外壁は、普段とは違う表情を見せます。
・色が変わる場所。
・水を吸い込む箇所。
・乾き方の違い。
建物のクセが見えることがあります。
⑤ ブログや施工記録の整理
最近では、施工記録を残すことも大切な仕事です。
雨の日は、現場写真を整理したり、施工内容をまとめたりしています。
「どんな工事をしたか」
「どんな状態だったか」
「どんな理由で施工方法を選んだか」
これらを残しておくことで、将来的なメンテナンスにも役立ちます。
☂️雨の日だから考える「塗装の本当の価値」
塗装工事は、天候との付き合いが欠かせません。
晴れの日だけで完結する仕事ではありません。
雨が降れば工程が変わることもあります。
天候によっては、予定通りに進まないこともあります。
ですが、それは手を抜くためではなく、建物を守るため。
塗装は「今日綺麗に見えること」ではなく、
「数年後も安心して暮らせること」が大切です。
☂️急がず、焦らず、良いタイミングで進める
工事期間が伸びると、不安になる方もいらっしゃいます。
「雨が多いけど大丈夫かな」
「予定通り終わるかな」
そんな気持ちになるのも当然です。
ですが、無理に進めるよりも、適切なタイミングで施工することの方が結果的に長持ちします。
私たちは、天気も含めて施工品質だと考えています。
☂️雨の日も、次の晴れの日のために
塗装屋にとって、雨の日は止まる日ではありません。
次に現場へ入るための準備の日。
より良い施工を考える日。
道具と向き合う日。
建物を長持ちさせるために、見えない部分を整える日。
晴れた日に見える仕事だけが、塗装屋の仕事ではありません。
雨の日にも積み重ねている時間があります。
☂️まとめ
雨の日の塗装屋は、ただ休んでいるわけではありません。
現場を止めることも、品質を守るための判断のひとつです。
そしてその裏側では、
- 道具の整備
- 材料準備
- 現場確認
- 調査
- 打ち合わせ
- 記録整理
など、次の施工のための時間を積み重ねています。
見えない時間が、仕上がりを支えています。
もし塗装工事を検討されている方がいれば、「雨の日は何をしているのだろう?」という視点で見ると、職人の仕事が少し身近に感じられるかもしれません。
住まいを守る仕事は、晴れの日だけでは完成しません。
ひとつひとつの積み重ねが、安心につながっていきます。
本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。
