こんにちは
さとう塗そうです。
今回は、数年前に施工させていただいた場所の
「部分補修工事」の様子をご紹介します。
「部分補修なら、すぐ終わる工事なのでは?」
そう思われることも少なくありません。
ですが実際には、部分補修こそ
丁寧な工程管理が必要になることがあります。
今回の工事でも、補修範囲自体は
決して大きくありませんでしたが、
仕上がりと耐久性を考え、
工程をひとつずつ積み重ねながら
施工を進めました。
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◾︎補修前の状態
今回補修を行ったのは、柱の角部分。

塗膜の剥がれと、下地のパテやコーキングが
見えている状態でした。
このまま放置してしまうと、
- 水の侵入
- 周囲の塗膜の浮き
- 汚れの付着
- 劣化範囲の拡大
につながる可能性があります。
特に外部は、雨・紫外線・寒暖差など
過酷な環境にさらされています。
だからこそ、小さな不具合でも
早めの対応が大切になります☝🏻 ̖́-
◾︎今回の施工工程
① 剥離
まず最初に行うのは、不具合部分の剥離作業です。

浮いている塗膜や密着不良を起こしている部分を
除去していきます。
ここで大切なのは、
【悪い部分だけをしっかり取り除く】こと。
見た目だけ整えるために、
何も処理せずにそのまま上から塗ってしまうと、
再び剥がれが起きる可能性があります。
部分補修は「どこまで剥がすか」の
見極めがとても重要になります。
また、コーナー材が浮き上がらないように
ビスで固定しました。

②シーラー塗布
剥離後は、シーラーを塗布します。
シーラーには、
- 下地と材料を密着させる
- 吸い込みを抑える
- 下地を安定させる
といった役割があります。
この工程を省いてしまうと、
後の工程で不具合が起きやすくなります。
塗装は、目に見える上塗りだけで
成り立っているわけではありません。
こうした下地処理の積み重ねが、
仕上がりと耐久性を支えています。
②パテ処理
次に行うのが、パテによる形状調整です。

剥離を行うと、どうしても段差や凹凸が出ます。
そのまま塗装すると、
補修跡が目立ってしまうため、
周囲との高さや形状を整えていきます。
部分補修では、
【どれだけ自然に馴染ませられるか】
が重要になります☝🏻 ̖́-
ただ埋めるだけではなく、
周囲とのバランスを見ながら調整を行っています。
④ 再度シーラー塗布
実はここで、もう1度シーラーを入れています。

「一度塗ったのになぜ?」
と思われるかもしれませんが、
- パテ
- 既存下地
では、材料の吸い込み方が異なります。
そのまま模様付けや上塗りへ進むと、
色ムラや密着不良につながることがあります。
そのため、状態を均一に整えるために
再度シーラーを施工しています。
⑤ 模様合わせ
ここが今回の工事の中でも特に難しい工程でした。

既存の外壁には、波形の模様があります。
部分補修では、新しく施工した場所だけ
模様が違ってしまうと…どうしても補修跡が
目立ってしまいます。
そのため、
- 吹き付け方
- 材料の硬さ
- 肌感
- 厚み
を調整しながら、周囲の模様へ
馴染ませていきます。
実はこの「模様合わせ」は、
単純に塗るよりも難しい作業のひとつです。
経験や感覚が求められる工程でもあります。
今回は、模様合わせの後に
大雨の予報が☔️☔️!!
作った模様を傷にしないように、
雨養生をしました。

⑦ トップコート2回塗り
最後にトップコートを2回施工して仕上げます。

トップコートは、
- 色を整える
- 防水性を持たせる
- 紫外線から守る
といった役割があります。
また、2回塗ることで塗膜に厚みを持たせ、耐久性を確保しています。
「1回で良いのでは?」
と思われることもありますが、塗料は適切な塗膜厚を確保することで、本来の性能を発揮します。
また、部分的な補修工事では
現場での色合わせ作業があります。
1回目の上塗りを乾かしている間に、
2回目の仕上げの色を作っていきます✋

◎施工後

柱4本の部分補修をおこないましたが、
周りと馴染ませることができました¨̮⃝
◾︎小さい補修でも、日数がかかる理由
今回の補修は範囲だけを見ると決して大きくありません。
ですが、実際には数日に分けて施工を行いました。
その理由のひとつが「乾燥時間」です。
塗装工事では、
- シーラー
- パテやコーキング
- 模様合わせ
- トップコート
それぞれに適切な乾燥時間があります。
この乾燥時間を無視して次の工程へ進めてしまうと、
- 剥がれ
- 膨れ
- ひび割れ
- 密着不良
などの不具合につながる可能性があります。
つまり、【待つ時間】も施工の一部なのです。
特に部分補修は、既存部分との取り合いや
材料の相性もあるため、焦って進めることができません。
◾︎見えない工程こそ、仕上がりを支えています
完成後に見えるのは、
きれいになった仕上がりだけかもしれません。
ですが、その裏側では、
- 剥離
- 下地処理
- 乾燥管理
- 模様調整
- 材料選定
など、多くの工程を積み重ねています。
部分補修は「小さい工事」ではありますが、
決して「簡単な工事」ではありません。
だからこそ私たちは、こうした工事でも
工程を省略せず、ひとつひとつ丁寧に
向き合い、施工しています。
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本日もさとう塗そうの【塗装のあれこれブログ】をご覧いただき、ありがとうございました。